あごの上に手をのせ、空っぽの空間を深く考える短いヘアーの女性

どうも、投資侍です。

これまでインデックス投資を行なうなら、ネット証券を利用した方が良いと話しました。
また、ネット証券を利用するなら口座開設数が圧倒的に多い、SBI証券楽天証券を利用した方が良いことも説明しましたね。

SBI証券と楽天証券はどちらも国内大手のネット証券会社で、これから資産運用を始める方にはおススメのネット証券です。

SBI
証券は、ネット証券会社の中でも口座開設がNo.1、楽天証券はNo.2の実績を誇り、どちらも人気の証券会社です。
取り扱う商品の種類などにほとんど差はありません。

SBI証券、楽天証券共に、
・さまざまな金融諸品を扱っていて、取扱銘柄が豊富
・税金対策として、特定口座、一般NISA口座、つみたてNISA口座、iDeCo口座が設定できる
・100円から積み立て投資ができる
と主だったサービス面は変わらず、どちらも投資環境が整っているので、安心して利用できます。

とはいえ、SBI証券、楽天証券には多少なりとも違いはあります。

では、どういった違いがあるのでしょうか?
「ネット証券が良いのは分かったけど、SBI証券と楽天証券はどっちが自分に合うの?」
と思う方もいますよね。

そこで、両社の特徴について違いを比較して説明しようと思います。

以下の6つの点について比べてみました。

比較ポイント
  • ポイントサービスについて
  • クレジットカード積立サービスについて
  • 系列銀行との口座連携サービスについて
  • 国内株式の取引について
  • 外国株式の取引について
  • 日経新聞が無料で読める点について

    SBI証券」に口座開設するか、「楽天証券」に口座開設するかを迷っている方は是非とも参考にして欲しいと思います。

    ポイントサービスについて

    今は色々なところで支払いに対してポイントが付きますよね。
    そんなポイントサービスについてSBI証券と楽天証券の違いをまとめてみました。

     SBI証券
    ・取引手数料、投資信託の保有残高に応じてTポイントPontaポイントがもらえる
    Tポイント、Pontaポイントを使って投資信託にポイント投資ができる 

    楽天証券
    ・取引手数料、投資信託の保有残高に応じて楽天ポイントがもらえる ※1)
    ・楽天グループでたまった楽天ポイントを使って投資信託だけでなく、国内株式および米国株式にもポイント投資ができる
    つみたてNISAでもポイント投資ができる
    ・楽天証券でポイントを使って投資信託を購入すると、楽天市場で買い物するときの楽天ポイントの還元倍率であるSPU(スーパーポイントプログラム)」が+1倍となる

    1) 20224月以降は投資残高が一定金額に到達した場合に1回だけポイントがもらえる内容に変更になります。

    ポイントの利用については楽天証券が有利と言えますね。
    楽天市場のユーザーや楽天経済圏の利用頻度が多い人は、ポイントの取得や利用範囲が広がるので、楽天証券がおススメでしょう。

    ただ、20224月以降は投資信託の残高に応じてポイントがもらえる点については、SBI証券が有利と言えます。

    ご自身に当てはまる証券会社を選びましょう。 

    クレジットカード積立サービスについて

    女性が手に複数のクレジットカードを持ち、1枚抜き取る様子

    クレジットカード積立サービスとは、例えば毎月の投資信託の積み立てをクレジットカードで決済するサービスのことです。
    このクレジットカード積立サービスについても両社でまとめてみました。

     SBI証券
    ・三井住友カードクレジット決済による投信積立で、通常、積立額の0.5%Vポイントが取得できる(上限は毎月5万円まで)
    ・ゴールドカードでは積立額の1%、プラチナカードでは積立額の2%Vポイントが取得できる
    ・つみたてNISAでもクレジットカード積立が利用可能

    楽天証券
    ・楽天カードクレジット決済による投信積立で、積立額の1%の楽天ポイントが取得できる(上限は毎月5万円までで年間最大6,000ポイントまで取得可能)
    ・つみたてNISAでもクレジットカード積立が利用可能

    ポイント還元率はSBI証券が通常0.5%、楽天証券は1%のため、クレジットカード決済による積立投資は楽天証券に軍配が上がりますね。

    系列銀行との口座連携サービスについて

    SBI証券、楽天証券とも系列の銀行があります。
    SBI証券の系列銀行は住信SBIネット銀行、楽天証券は楽天銀行です。

    両社について、この系列銀行との口座連携サービスについてもまとめてみました。

    SBI証券
    ・住信SBIネット銀行と口座連携する「SBIハイブリッド預金」を設定すると、住信SBIネット銀行の口座に入金した資金が自動で振り替えられ、SBI証券の投資に利用できる
    ・住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金の金利が年0.001%から0.01%になる

    楽天証券
    ・楽天銀行との口座連携サービス「マネーブリッジ」を設定すると、楽天銀行に入金した資金が自動入出金され、楽天証券の投資に利用できる
    ・口座連携で楽天銀行の普通預金の金利が年0.02%から0.1になる ※2

    2) 20224月以降、残高が300万円を超える部分については年0.04%と金利が変更になります。

    系列銀行と口座連携することによる預金金利のアップ率については楽天証券の方が大きいです。
    大手メガバンク3行の普通預金の金利が年0.001%なので、楽天証券×楽天銀行の口座連携で預金残高が300万円以下では金利が100倍になります。

    楽天証券のこういったメリットは大きいですね。

    また、どちらの証券会社も系列銀行と連携することにより証券会社×銀行間の自動入出金が可能になります。
    なので、証券口座を開いたら、系列銀行の口座も開設して口座連携させて利用するのが便利だと思います。 

    国内株式の取引について

    SBI証券、楽天証券の国内株式の取引手数料についてまとめてみました。

    • 取引ごとに手数料が発生するプラン
    • 1日定額制のプラン

    と2種類のプランがあります。

    それぞれのプランについて取引手数料を比較してみました。

    取引ごとに手数料が発生するプラン

    取引ごとに手数料が発生するプランの料金についてまとめてみました。

    取引ごとに手数料が発生するプランの料金
    約定代金SBI証券
    (スタンダードプラン)
    楽天証券
    (超割コース)
    5万円まで55円(税込)55円(税込)
    10万円まで99円(税込)99円(税込)
    20万円まで115円(税込)115円(税込)
    50万円まで275円(税込)275円(税込)
    100万円まで535円(税込)535円(税込)
    150万円まで640円(税込)640円(税込)
    3,000万円まで1,013円(税込)1,013円(税込)
    3,000万円超1,070円(税込)1,070円(税込)

    両社とも国内株式の取引手数料は変わらず、どちらも安いです。
    お互いが競い合ってる感じですね。

    1日定額制プラン

     次に1日定額制プランについても料金をまとめてみました。

    1日定額制のプラン
    約定金額SBI証券
    (アクティブプラン)
    楽天証券
    (いちにち定額コース)
    100万円まで0円0円
    200万円まで1,238円(税込)2,200円(税込)
    300万円まで1,691円(税込)3,300円(税込)

    両社とも100万円までは無料ですが、それ以上はSBI証券の手数料の方が安いです。

    1日定額制のプランだけで見れば、SBI証券の方が手数料を抑えることができます。
    またSBI証券は25歳以下の方は国内株式現物手数料が完全無料で取引ができます。

     以上を踏まえると、国内株式を取引するにあたってはSBI証券が有利ですね。

    外国株式の取引について

    白い背景に米ドル、ユーロ、中国人民元の各種通貨のロール紙と白いロープバンド

     取扱い国数について

    両社の外国株式の取扱い国数について比較してみました。

    SBI証券
    9カ国
    ・米国、中国、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、韓国、ロシア、ベトナム

    楽天証券
    6カ国
    ・米国、中国、シンガポールタイ、マレーシア、インドネシア

    取扱い国数はSBI証券の方が多いです。
    ただ、実際のところ米国株に投資できたら良いのではないかと思います。

    ロシアとかベトナムの企業が思い浮かぶか?と言われても、私は全く思い浮かびません(^^;)
    知らない企業には投資しない方が良いですよね。

    そこで、米国株投資についてまとめてみました。

    米国株投資について

    SBI証券
    5,002銘柄(20221月時点)
    ・「米国株式・ETF定期買付サービス」を利用することができる
    ・「米国株式・ETF定期買付サービス」がNISA口座やジュニアNISA口座にも対応している

     楽天証券
    4,585銘柄(20221月時点)
    202112月から米国株式を自動で積み立てられる
    ・米国株式の自動積み立てがNISA口座にも対応している
    楽天ポイントを使って米国株にもポイント投資ができる

    米国株式の銘柄数はSBI証券の方が多いですが、主要銘柄はどちらも扱っていると思いますので、大差はないと思います。
    また、どちらの証券会社も米国株式・ETFに積み立て投資ができて、競い合っている感じです。

    ただ、楽天証券のポイントを使った米国株購入は5大ネット証券では初めてなので、ポイント投資の面では楽天証券が若干有利と言えるでしょうか。

     日経新聞が無料で読める点について

    楽天証券に口座を開設して、スマホアプリを使うと、日経テレコンで日経新聞が無料で読めます。
    日経新聞は購読すると月額4,900円かかりますので、年間約6万円お得になります。

    日経新聞が無料で読める点については楽天証券が有利ですね。

    まとめ

    おススメの人まとめ

    それぞれの証券会社についておススメの人をまとめてみました。

    SBI証券がおススメの人
    • Tポイント、Pontaポイントをためている人
    • 国内株式の取引を行いたい人
    • 口座開設数No.1という安定感を求める人

    楽天証券がおススメの人
    • 楽天ポイントをためている人
    • 楽天経済圏の利用が多い人
    • 投資信託をクレジットカード積立したい人

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    両方の証券口座を利用するのもあり

    証券口座は1人1口座という決まりはないため、もちろん両社で口座開設を行うこともできます。
    それぞれの利点を考慮して使い分けを行うことで、両社の恩恵を受けることができます。

    私はSBI証券を利用していましたが、楽天ポイントの利用メリットを感じて、楽天証券にも口座を開設しようと思っています。

    自分の投資目的や利用サービスを把握し、SBI証券と楽天証券を活用して賢く資産運用をしていきましょう。

     本ページの情報は2022年4月時点のものです。最新の情報は各証券会社のサイトにてご確認ください。