ビジネスマンは、道を歩き始める準備をします

どうも、投資侍です。

これまでインデックス投資について話しをしてきました。

インデックス投資とはどういったものか?といったことが分かってもらいたのではないかと思いまいます。
安全で着実に投資を行なっていくのであれば、インデックス投資がおススメです。

 となると、
「インデックス投資がおススメなのは分かったけど、どうやって始めれば良いの?」
と思う方もいるのではないかと思います。

そこで、この記事では
インデックス投資を始めるために何をしていけば良いのか?
どう実践していけば良いのか?
の手順を説明していこうと思います。

以下の4つです。

インデックス投資を始める手順
  1. 家計を把握して、生活防衛資金を確保する
  2. 積み立てる投資額を決める
  3. ネット証券で口座を開設する
  4. 資産配分を考える 

順番に説明していきましょう。

1.家計を把握して、生活防衛資金を確保する

赤いライフブイに積み上げられたコインと青の背景

まず、投資を始める前に家計を把握して、生活防衛資金を確保して欲しいのです。

生活防衛資金とは投資にはまわさず、現金として銀行の普通預金に置いておくお金のことです。

投資を始めると分かりますが、投資信託を購入すると値動きがあり投入資金が大幅に減ることがあります。
また、最近は災害も多く発生していますよね。

そんな時でも投資の資金には手を付けずほっておけるくらいの、生活資金を確保しておいて欲しいのです

生活防衛資金は大体、実際に必要な生活費の1年~2年分は用意しておいた方が安心できるのではないかと思います。

例えば、毎月の生活費が15万円とすると、2年分であれば、
15万円×12ヶ月×2年=360万円になります。

こういった資金を確保してから、投資を行なって欲しいと思います。

2.積み立てる投資額を決める

次に毎月の積み立て投資額を決めていきます。

生活防衛資金を確保した上で、「無理なく続けられる額」を決めて、積み立て投資にまわして欲しいと思います。

おススメは5万円以上です。
「インデックス投資を続けていくといくらになる?」でも話しをしましたが、毎月5万円づづ積み立てて、20年続けると資産総額が2,000万円以上になる計算になります。

老後の2,000万円問題はクリアできますね。
あくまで、利回りが5%という前提での計算値ですが。

まずはそこを目標にしてみてはどうでしょうか?

私は年によってバラつきはありますが、貯蓄があったこともあり、毎月16万円ほど投資してきました。

まずは5万円から始めてみて、生活費が足らないなと思ったら減らしていけば良いと思います。
1万円からでも2万円からでも良いと思います。

無理なく続けられる額」を設定して続けることが大切です。

「1万円の投資でも生活が厳しいな」
「初めて投資するので大きい金額は怖いな」
そういう方はネット証券であれば、100円からでも積み立て投資ができます。

まずは始めてみて、徐々に積み立て金額を増やしていくのでも良いのではないかと思います。

3.ネット証券に口座を開設する

インデックス投資を始めていくにはネット証券に口座を開設する必要があります。

ネット証券に口座を開設すると言いましたが、銀行や従来の対面式の証券会社ではダメなんでしょうか?

結論から言いますと、銀行や対面式の証券会社に口座を開設するのは絶対にダメです。

断然、ネット証券をおススメします。

その理由は以下の2つです。

ネット証券をおススメする理由
  • コストが安い
  • 余計な営業をされない

具体的に説明していきましょう。

ネット証券をおススメする理由

コストが安い

銀行や対面式の証券会社は店舗で営業していくための光熱費だったり、対面で対応する人の人件費などの費用が発生します。

それが手数料に反映され、結果として投資する投資信託の手数料が高く設定されているのです。

販売手数料3%信託報酬2%といったコスト高の商品もあったりします。
こういう投資信託に手を出してはいけません

一方、ネット証券は手数料が安く設定されています。
販売手数料が無料(ノーロード)の投資信託を豊富にそろえています。

そういったことを考えるとネット証券の方が断然お得です。

余計な営業がない

また、銀行や対面式の証券会社はその手数料の高い投資信託をさも良い投資先のように勧めてきます。
理由は販売手数料を稼ぎたいからです。

彼らは「良い投資先をすすめるプロ」と言うよりは「手数料を稼ぐプロ」と言った方が良いかもしれません。
自分たちの利益しか考えていないんです。

販売手数料3%、信託報酬2%といったコスト高の商品を平気で勧めてきます。
また、損が出たら、「別の商品に乗り換えましょう」とか言って乗り換えをすすめてきます。
また、そこで手数料を稼ぎたいからです。最悪です。

また、手数料の安いインデックスファンドを取り扱っていないこともあります。

なので、運用先を迷っても銀行や対面式の証券会社には相談してはいけません。

ネット証券であれば、そういった余計な営業はありません。
ネット証券で口座を開設して、自分で設定して、購入するようにしましょう!

おススメのネット証券は?

では、ネット証券というとどういった証券会社があるのでしょうか。
次のような5大ネット証券があります。

  •  SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券
  • 松井証券
  • auカブコム証券

 ただ、おススメするのは「SBI証券」と「楽天証券」の2社です。

 理由としては口座開設数がこの2社が圧倒的に多いからです。

202112月時点ではSBI証券が770万口座、楽天証券が700万口座を突破しています。
3位のマネックス証券でも200万口座程度で、SBI証券と楽天証券が圧倒的に抜きに出ていることが分かります。

口座開設数が多いということはそれだけメリットがあるので、人が集まっているということに他なりません。
ですので、この2社から選ぶようにしましょう。

ちなみに私はSBI証券で口座開設を行って、投資しています。

4.資産配分を考える

チームワーク、ビジネスコンセプト

続いて資産配分を考えていきます。

参考にできる基本的な資産配分は?

値動きが異なる資産を組み合わせて保有することで、投資のリスクを軽減できることになります。

こういった複数の資産クラス(資産の種類や分類)を組み合わせて配分を決めることを「アセットアロケーション(資産配分)」と言います。

参考になるのが、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の資産配分になります。
それではGPIFの資産配分(アセットアロケーション)を見てみましょう。

GPIFの資産配分

GPIFポートフォーリオ

国内株式、外国株式、外国債券、国内債券がそれぞれ25%づつ配分されています。

GPIFは年金積立金を運用するために長期的な視点で安定的な運用を目指す機関投資家なので、安全でかつ効率的に収益を得られる資産配分になっていると考えられます。

個人でもこれを利用するのが基本的な考え方だと思います。 

株式の比率について

GPIFと同様の資産配分が基本ですが、私の場合、株式の配分についてはもう少し考えて投資しています。

それは、「外国株式」と「国内株式」の比率についてです。

実は「外国株式」は「先進国株式」と「新興国株式」と分かれており、それぞれに指数(インデックス)がありインデックスファンドがあります。
つまり、株式については「先進国株式」、「新興国株式」、「国内株式」と3種類のインデックスファンドがあるのです。

私が投資を始めた当初は、参考にした本によって、この3種類のインデックスファンドの構成比率が違い、どういう割合で購入すれば良いのかは見様見真似で、ずっと疑問でした。

ただ、最近は「全世界株式」というインデックスファンドが出てきているのです!!

「全世界株式」のインデックスファンドは全世界の株式を時価総額の割合に応じて組み込こんでいて、世界の成長を丸ごと反映できる投資信託です。

ですので、私は株式資産の部分を「全世界株式」に置き換える資産配分(アセットアロケーション)が良いのではないかと思っています。

基本の資産配分


基本ポートフォリオ

投資が初めてという方はこの資産配分で始めてみてはどうでしょうか。慣れてきてもう少しリスクを負えると思ったら、株式の割合を増やしてみてはどうかと思います。

まとめ

インデックス投資を始めるにあたり、手順をまとめてみました。

インデックス投資を始める手順
  1. 家計を把握して、生活防衛資金を確保する
  2. 積み立てる投資額を決める
  3. ネット証券で口座を開設する
  4. 資産配分を考える 
まずは無理なくやれる範囲で始めてみるのが良いと思います。

今後は実際にどのネット証券で投資を始めれば良いか、具体的にどういった銘柄のインデックスファンドに投資していったら良いか、インデックス投資での節税対策についても投稿していくつもりです。