どうも、投資侍です。
昨日7月9日(土)に「インデックス投資ナイト2022 スピンオフ企画」が開催され、視聴しましたので投稿しておこうと思います。
プログラムの詳細はこちらです。
「インデックス投資ナイト2022 スピンオフ企画」
インデックス投資ナイトは毎年夏ごろ開催されるインデックス投資を利用して資産形成している投資家が集まるイベントのようです。
今年は13回目の開催との案内がありました。
視聴料金は2,600円で、昨年、今年はオンラインで視聴する形で開催しているとのことでした。
お酒を飲みながらコメントする方もいて、気楽にインデックス投資を語る座談会のような印象です。
内容としては以下のような3部制でした。
第1部 投資家座談会「相場の変動の大きさをどう乗り越えるか?」
第2部 ついに始まった高校での金融教育は役に立つか?
第3部 激論:話題のレバレッジ投信、激安アクティブ投信はインデックス投資家にとってアリかナシか?
大まかな内容と視聴した感想程度を記しておこうと思います。
第1部について
第1部は投資家座談会ということで「相場の変動の大きさをどう乗り越えるか?」という題目で、投資の発信をしているユーチューバーの方や投資ブロガーの方がコメントしていました。
リーマンショックも経験されている方もいて、そういったときの体験談もあり、生々しい声が聞けて、大変参考になりました。
想定している下落幅はという質問に対しても-40%から-60%くらいの下落を想定していると話しや、設定した自動積み立てのみの運用で、(下落幅は)想定する必要がないというコメントがありました。
無リスク資産についても60%~70%持っている方や40%~50%持っている方がいて、割と多めに持っている印象でした。
お題にある「相場の変動をどう乗り越えるか?」という問いには
- みんなと苦しい時間を乗り越える
- 自分の生活にキャッシュフローがあれば、そのまま
- 忘れる
というコメントでした。
私の感想としては、相場の下落は受け入れて淡々と積み立てていくことかなという印象を受けました。
第2部について
第2部は「ついに始まった高校での金融教育は役に立つか?」というお題で話しをしていました。
どうも、現在の高校では「家庭科」と「社会科の公共」という授業で金融教育を教えているようです。
ただ、教科書200ページのうち金融教育は1~2ページぐらいの内容とのこと。
衣食住の後に金融の話があり、ライフプランニングをどうしていくかという流れの中で、投資をどうするといった感じで話されているようです。
「高校生にとっては役に立つのか?」の問いには「教科書だけでは難しいのでは?」というコメントもありました。
ただ、そもそも私が高校生の時にはこのような金融教育の話しすら聞いたことが無かったので、何もないよりは進歩している印象は受けました。
「トレーディングを学ぶのではなくて本質的なものを学んで欲しい」とコメントがあり、
「投資も大事ですが、自己投資も大事」というコメントで締めくくられました。
第3部について
第3部は話題のレバレッジ投信、激安アクティブ投信はインデックス投資家にとってアリかナシか?という話題で話しがありました。
私はこういった投信の内容に興味があり、今回視聴を決めたので興味深く聞くことができました。
内容を簡単にまとめてみました。
レバレッジ投信について
- レバナスと呼ばれている「iFreeレバレッジNASDAQ100」についての話し
- 「NASDAQ100指数」にレバレッジをかけて運用している
- レバレッジをかけると現指数に対して負けることがある
- 一世風靡したのは(ユーチューブといった)動画の影響が大きい
- 指数をベースにしているという意味ではインデックスファンドだけど、好ましい属性のあるものとそうでないものがある
- レバレッジをかけるのはお勧めできない
レバレッジをかけて運用すると現指数に対して負けることがあるというのが初耳で勉強になりました。
当日のライブ配信では日経平均株価のレバレッジ版のパフォーマンスについてもグラフの表示がありました。
レバレッジをかけると現指数に対してパフォーマンスが下回っているケースについて視覚的に見れて、良く分かった気がします。
レバナスには手を出さないでおこうと思った次第です。
激安アクティブ投資について
- 話題としていたのは「SOMPO123 先進国株式」について
- 信託報酬が0.077%と安く設定されている。
- ライバルの平均を持って、じっとしているのは良い試みで画期的
- 自分たちの判断したものを安い値段で売っているので、ビジネスとしては勇気がある
- 123銘柄なので300銘柄とか500銘柄とかもっと多い方が良いのでは
- 指数との連動を目指していないので、ライセンスフィーを払わなくて良いのは良い
- 銘柄変更を事前に外部に発表しなくて良いところが良い
個人的にはこういう投資信託があるのを知れて勉強になりました。
概ね評価できる投信のようですが、まだ購入できる内容ではないという印象を受けました。
また、「SOMPO123 先進国株式」の投資信託の話しの続きとして、指数のライセンスフィーについての話しもありました。
指数のライセンスフィーについて
- インデックスファンドは指数のライセンスフィーが負担となっている
- 従来のインデックスファンドは指数に縛られ過ぎている
- 良いポートフォリオ、インデックスという縛りを外しても投資家にとって良いファンドになりうる
- 例えば、500銘柄扱っている指数のうち1つの銘柄を省いて499銘柄で運用していくのも良いのでは
- ただ、インデックス縛りがあった方が安心なので、ライセンスフィーはやむなし
といった内容だったと思います。
話しの内容、全てを記載できていないかもしれませんが、ご了承ください。
指数のライセンスフィーについてはちょっとレベルの高い話しで、私も勉強になりました。
指数のライセンスフィーを払う必要がなければ、コストは安くなるので投資家にとってはありがたい話しです。
ただ、インデックスという縛りがないと無茶をされてしまうといった側面もあるので、良し悪しがありますね。
話しを聞いていて、なるほど感心する内容でした。
また、3倍3分法という投信についても話しがありました。
今後、勉強していきたいと思います(^^;)