若い女性の先生がポイントを説明している

どうも、投資侍です。

前回までに資産配分について話しをしてきました。
私が運用を目指している「リスクが高めの資産配分(アセットアロケーション)」についても話をしましたね。

そうなると、
「資産配分は分かったけど、実際どういった投資信託を購入すれば良いの?」
と思う方もいると思います。

そこで今回は投資信託を選ぶ上で私が気を付けているポイントをお話ししていこうと思います。

投資信託を選ぶ上で気を付けるポイント

私が投資信託を選ぶ上で気を付けているポイントは以下の様な内容です。

投資信託を選ぶ上で気を付けるポイント
  1. インデックスファンドである
  2. 手数料が安い
  3. 分配金がない、もしくは再投資できる
  4. 基準価格と純資産総額
  5. 信託期間が無期限

これらの内容について説明していこうと思います。

 1.インデックスファンドである

まず、私が投資している投資信託はすべてインデックスファンドです。
アクティブファンドには資金投入していません。

これまでにずっと説明してきたので、お分かりだと思いますが(^^;)

アクティブファンドは高コストになりがちで、リターンも長期的に見ればインデックスファンドに負けているものが多いからです。

ですので、私は「長期」「分散」「積み立て」「低コスト」を実践できるインデックスファンドに投資しています。

2.手数料が安い

投資信託の手数料については「販売手数料」、「信託報酬」、「信託財産留保額」の3種類がありましたね。

 「販売手数料」についてはネット証券では無料となっています。
各証券会社が自社に投資家を呼び込むために無料にしているのです。

「信託財産留保額」についても最近は無料のものが多いです。

となると、「信託報酬」が決め手になります。
優秀な投資信託は基本的には「信託報酬」のコストを見ておけばOKということになりますね。

「信託報酬」は投資信託を保有している期間中ずっとかかってくる手数料です。
「信託報酬」が安いものを選んだ方が、将来的にリターンが多くなることは分かりますよね!

 現在、インデックスファンドの「信託報酬」はかなり安いものが出てきています。

大まかな目安として、私は「信託報酬」が0.2%前後までの投資信託を選んでいます。

3.分配金がない、もしくは再投資できるもの

分配金とは

「分配金」というのは運用収益の一部を投資信託の保有者に還元する資金のことを言います。
投資信託内の運用資金(純資産)を削って支払われますので、「分配金」を支払うことで運用資金は減っていくことになります。

つまり、身を削って「分配金」を支払っているのです。

ですので、分配金は基本的にはない方が良いと言えますね。

「毎月分配型」の投資信託に投資するのは絶対にやめておこう

分配金がある投資信託としては、大きく分けて、毎月1回と毎年1回のものがあります。
ただ、毎月1回分配金の出る「毎月分配型」の投資信託に投資するのは絶対にやめておきましょう。

「毎月分配型」の投資信託は信託報酬が高く、ぼったぐりのものが多い上、毎月身を削って分配金を出しています。
これでは資産は増えていかないので、意味がないですよね。

さらに何に投資しているか分からず、仕組みが複雑なものが多いです。

「毎月分配型」の投資信託に投資をするのは絶対にやめておきましょう。

分配金が出るものは再投資する

そして、分配金は受け取ることもできますが、その分が投資に回わらないと非効率です。
分配金を再投資することで、運用で得た利益も投資へ回す「複利効果」が期待できることになるからです。

また、分配金を受け取ると約20%の税金がかかります。
この税金分も再投資に回せなくなってしまいます。

 ですので、私は分配金がないか、もしくは再投資できる投資信託を選んで、資金投入するようにしています。

4.基準価格と純資産総額

投資信託の「基準価格」と「純資産総額」についても確認するポイントを説明しておこうと思います。

基準価格とは

基準価格とは投資信託の値段のことです。
1口もしくは1万口あたりの価格で、1日1回のみ算出されます。

基準価格=純資産総額÷口数という計算式のイメージです。

基準価格は投資信託が組み入れた資産の価値を示すので、例えば、株式を組み入れた投資信託であれば、株価の上昇と共に基準価格は上昇していくことになります。
もちろん株価が下落すれば、基準価格も下落します。

ただ、長期的に見て上昇しているかどうか大事です。

ですので、基準価格は基本的には右肩上がりになっているかを確認しておきたいですね。

純資産総額とは

純資産総額とはその投資信託が持っている資産の総額のことで、その投資信託の大きさを表すことになります。

その投資信託に魅力があり、多くの人に支持されて人気となると純資産額が順調に増えていくことになります。
ですので、純資産総額も基本的には右肩上がりになっているかを確認しておきたいですね。

また、純資産総額が大きい方が、その投資信託がつぶれにくくなります。
運用会社側は純資産総額が大きい方が同じ手間で多くの手数料が入ってくることになるからです。

人気の無い投資信託は純資産総額が減り続け、繰上償還(強制終了)の危険性が出てくるので注意が必要です。
一般的に純資産総額が10億円を下回ると途中で運用が終了してしまう可能性があると言われています。

同類の投資信託で手数料が同じなら、純資産総額が大きいものを選んだ方が賢明です。

基本的には純資産総額は右肩上がりで増加して、最低50億円、できれば100億円以上あるものが理想です。

基準価格と純資産総額は下がり続けていたら要注意!!

先ほど話した「分配金」は投資信託の純資産から支払われます。
分配金が出ると、基準価格も純資産も減っていきます。

身を削って支払っているので当然ですよね。

つまり、「分配金」を出している投資信託は基準価格も純資産総額も減り続けて右肩下がりになっていく傾向があるのです。

悪い投資信託の典型ですね。

 こういった投資信託を避けるためにも、基準価格と純資産総額の増減は必ずチェックし、下がり続けていたら注意が必要です。

5.信託期間が無制限のもの

信託期間は投資信託の運用期間を表します。
私はこの信託期間が無制限のものを選んでいます。

優秀な投資信託は、信託期間は無制限になっているので、一応確認する程度で大丈夫だと思います。

信託期間が決まっているものだと、償還日以降は別の投資信託を選ばないといけません。
また、償還されて利益が出ていたら約20%の税金も取られます。

無駄が多くなりますよね。

ですので、私は信託期間が無期限のものを選んでいます。

まとめ

私が投資信託を選ぶ上で気を付けているポイントをまとめました。

投資信託を選ぶ時は以下のポイントに注意してみてください。

投資信託を選ぶ上で気を付けるポイント
  1. インデックスファンドである
  2. 手数料が安い
  3. 分配金がない、もしくは再投資できる
  4. 基準価格と純資産総額
  5. 信託期間が無期限