苦悩するサラリーマン

普通のサラリーマン

私は今も普通のサラリーマンです。

今でこそ、働き方改革というものが進み勤務時間も押さえられていますが、10年以上前までは残業はかなりある状態でした。

夜、10時、11時は当たり前。
日をまたぐことも度々なありさま。
サービス残業があったり、土日にサービス出勤も普通にありました。

当時はこれが当たり前な状況だと思っていました。
あまり疑問も抱いていない感じです。

朝早く満員電車に揺られて会社に出社し、ただただ、目の前の仕事をこなすのに精いっぱいな状況。
夜遅くまで働いて、家には寝るだけに帰るような生活です。

 

また、その時の上司もひどい人で、何かと難癖をつけてくるわ、気に入らないことがあると怒鳴りつけるわ。
人を威嚇して言う事を聞かせるタイプの人でした。

社内を見渡してもそんなにひどい人ばかりではないですが、私の直属の上司だけとてもひどい感じの人でした。

 

そして、なぜか私だけに辛くあたるのです!

 

忙しい業務の最中、業務命令という名の下に雑用も押し付けてきます。
明らかに意図的です。

それが分かっていても、サラリーマンとして会社で働いていくには従うしかありません。
やるせない気持ちはありますが、上司の顔色をうかがいながらの生活です。

なぜ自分だけこんなひどい仕打ちを受けるんだろうか?
なぜこんな理不尽な仕打ちを受けないといけないんだろうか?

と思う日々です。

辛いとか苦しいとかを通り越して、自分ではどうすることもできない状況に、ただただ、悔しくて、悔しくて仕方ない気持ちでした。
真面目にやればやるほど馬鹿を見る感じです。

そして、
こんな状況を抜け出せないものだろうか?
と本気で考えていました。

何か他に収入を得る方法はないんだろうか?
他に選択肢があれば、こんな思いをしなくても済むんだが。」
と考える毎日です。

ただ、そんなに簡単に見つかるはずもありません。
嫌なら会社を辞めるという選択肢もありますが、辞めてすぐ同程度の収入が得られる職が簡単に見つかるとも思えません。


それならと、

今すぐ会社を辞めるまではいかなくても、少なくともそこに近づける方法はないんだろうか?

そんなことを考えるようになりました。
そうは言ってもそんな良い方法がすぐには見つかるはずがありませんが。


結局、

世の中、辛い思いをしてるのは自分だけじゃない。」
他にもそういう人はいるんだろうから仕方ない。

そう、言い聞かせるしかありませんでした。 

そんな状況が何年も続いている状態でした。

とあることから投資について考えるきっかけに

2010年のある日のことでした。

新聞を読んでいると、新聞下段の本の紹介欄に「日本国破産」の文字を見つけました。
どうも日本の破産について書いている本のようです。

日本破産


ん!?

日本国破産!?

 「日本が破産するってどういうことだろう?」

その本が気になってすぐに購入することにしました。

その本を読んでみると日本国政府の借金は異常なレベルに達していて、国家破産は目の前に迫っている。
今後数年の間に、日本の国債が暴落し、銀行において預金封鎖が始まるのではないか!?という内容の本でした。

ただ、皆さんご存じの通り、実際はそんなことにはなっていません(^_^;;

今も日本の借金は増え続けていることは確かですが。
(20216月時点で国と地方の借金は12206368億円になっています。)

 

それはさておき、この本で参考になったのは、財産をどう守るか、どう増やしていくかといった内容を提起していてくれたことでした。
他に収入を得る方法を探していた自分にとって、思わぬきっかけとなったことは確かです。

 ただ、本を最後まで読み進めると、本の著者が
「来るべき大変動の時代を生き残るために、会員制で有益な情報と具体的なノウハウをご提供します。」
というものでした!

 

なんだ!?
高額なお金を払える会員を募ってるだけじゃん!

 

と愕然としました。

 

私も多少なりとも貯金があったので、この本がきっかけで「では、どうすれば良いんだろう?」ということを考えるようになります。

当時も銀行に現金を預けておくだけでは、金利が低すぎて微々たる利息しか付きません。
元本は減りはしないですが、増えていくことにはなりません。

しかも、国債が破綻したら、国債を購入している銀行はまず間違いなく潰れます。

 

そんなきっかけから本を買い漁って読むことにしました。
FX、株式投資、不動産投資、等々、いろいろ読んでみました。

FXも試してみましたが、価格の上昇下降が常に気になって仕事に集中できなくなってしまい、自分には向いてないと断念しました。
個別株投資は銘柄選択や業績の調査分析が難しそうで、勉強が必要となりそうです。すぐに手を出せそうにはありません。

 「金持ち父さん、貧乏父さん」の本を見つけたのもこの時期です。
この本も読み進めていくと、ビジネスを持ったり、不動産投資を行うことを勧めているのではないかということにいきつきます。

急にビジネス?と言われてもどうしたら良いのか分かりません。

また、不動産投資はどうだろう?と思い、不動産投資についても何冊か本を購入して読んでみましたが、初期費用が高額な投資なので、素人の自分が簡単にできる投資ではないなと思うに至りました。


その後、色々、本を読んでいるうちに、海外も含めた投資をするのが良いんじゃないか?というところまでたどり着きました。

ただ、海外に投資するなんてハードルが高いな!というところで、行動が止まっていました。