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どうも、投資侍です。

今回は会社の福利厚生で使える資産制度について話しをしたいと思います。

会社の福利厚生にはお金にまつわる色々な制度があります。
今回取り上げるのは主に次の3制度です。

  • 財形貯蓄
  • 従業員持株会による自社株買い
  • 企業型確定拠出年金

会社にお勤めの方でもこれらの制度は知っているけど活用していない人も多いのではないかと思います。

これらの制度は「給料天引き」で貯められる仕組みなので、「お金があるとついつい使っちゃうんだよ」という方には一見、良い制度のように思えます。

ただ、気を付けて欲しい制度もあります。

それぞれの制度について順番に説明していきますね。

財形貯蓄はどうなの?

会社員の資産形成の一つとして「財形貯蓄」があります。
給与から一定の金額が天引きされ、会社が提携している金融機関にお金を預けて貯めていく仕組みです。

一般財形貯蓄、財形住宅貯蓄、財形年金貯蓄と3種類あります。
私も入社して数年後くらいからから一般財形貯蓄をやっていました。

結論から言うと財形貯蓄はおススメしないです。
なぜなら財形貯蓄の金利が低くインフレには対応できないからです。

私がやっていた労働金庫コースでは利率が年0.015%と全く低く、生命保険コースでも年0.7%でした。
会社から150万円限度で年1.5%の利子補給が年2回支給されましたが、上限が決まっているので、残高が増えても利子補給は頭打ちです。

銀行の金利よりは良いかもしれませんが、このお金をインデックスファンドに積み立て投資した方が長い年月を見ると年率のリターンは良くなることが期待できます。

財形貯蓄を行って、現金を持っていてもリターンはほとんど期待できません。
ただ、物価上昇のあおりを受けて目減りするリスクがあるだけです。

私も今回の投資の見直しで早速、財形貯蓄は解約し、今まで貯まっていたお金をインディクスファンドに順次投資することにしました。

従業員持株会による自社株買いはどうなの?

従業員持株会は従業員の給与や賞与から一定の金額を天引きで集めたお金を持株会がまとめ、自社の株式を共同で買う仕組みのことです。
会社から一定割合で補助を受けられるところもあり、社員の資産形成の手助けをするのが目的の制度です。

私も入社して数年目から持株会での自社株買いをしていました。

ただ、この従業員持株会による自社株買いもお勧めしません。
なぜかというと、会社への依存度が高くなるからです。

仮に会社が倒産すると給与も入らなくなる上に、自社株も紙切れになってしまい、ダブルパンチを食らいます。
給与も自社株も両方ダメとなると資産形成としてはうまくありませんよね。

「一つのかごに卵をもるな」と言います。
この場合、一つのかごとは会社のことです。

その会社に給与と自社株といった形で依存することになります。

会社への依存度が大きすぎるのも良くないです。
少なくとも投資は会社とは切り離したところで投資するのをお勧めします。

これに気付いてから、私は自社株はすべて売却して、インディクスファンドの購入に充てていくことにしました。

企業型確定拠出年金はどうなの?

企業型確定拠出年金については以前の記事で説明しています。
赤矢印白枠企業型DC(企業型確定拠出年金)について

 企業型DCは人によって異なっては来ますが、基本的には活用した方が良いと思います。

会社が資金を拠出してくれる上、自分で上乗せした掛け金は全額所得控除されます。
また、通常、投資で得られる運用益には、20%の税金がかかりますが、その税金が非課税となります。

また、会社を退社することになっても基本的には持ち運ぶことができるため、安心です。
この制度を利用しないのはもったいない気がします。

ただ、原則60歳までは引き出しはできませんので、注意が必要です。

まとめ

会社の福利厚生で使える資産制度について話しをしました。
私の私見ですが、活用をおススメしない制度、活用した方が良い制度があると思っています。

 活用をおススメしない制度

  • 財形貯蓄
  • 従業員持株会制度による自社株買い

活用した方が良い制度

  • 企業型DC(企業型確定拠出年金)

 会社の福利厚生で使える資産制度についても内容を知った上で、賢く利用していきたいですね。